アルコール検知器使用義務化で増えた現場の負担はアプリでスマートにお悩み解決!
アルコール検知器使用義務化から1年以上が経ちました。白ナンバーの自動車を所有する事業者にとって、運転前後のチェックは必要な日課となっています。しかし、現場での管理業務は負担となり、どのように効率よく運用したらいいのか悩む安全運転管理者の声は少なくありません。
たとえば、運転前後のアルコールチェックを紙台帳で管理をするためには出社が前提であることや、多機能すぎて操作が難しいクラウドサービスが定着しないこと、頻繁に運転しないドライバーの個別管理など、現場では様々な課題が負担となっています。
本コラムでは、現場の負担を軽減し、アルコールチェックをもっとスマートにする方法を紹介します。皆さまの現場にきっと役立つヒントが見つかるはずです。

1.現場が直面するアルコールチェックの課題とは
アルコール検知器の使用が義務化され、現場ではアルコールチェックのデータの管理や、点呼記録など、負担を感じる場面が増えています。管理や運用が上手くいかないと、手間やストレスが積み重なってしまうことが多々あります。
次の章から、その中でも特に多く聞かれる課題を挙げて紹介します。
2.紙での管理による負担
クラウドサービスが浸透しつつありますが、依然として紙の台帳でアルコールチェックの記録を管理している現場も少なくありません。
一見、シンプルで手軽に思える紙での管理ですが、さまざまな問題が潜んでいます。まず、ドライバーはアルコールチェックの結果を記録するために必ず出社しなければならず、出社を前提とした運用は直行直帰や外回りが多い業務をしている方には大きな負担となります。
こうした状況は、ドライバーだけでなく管理者にも影響があります。管理者は毎日、紙の台帳を確認して記録の不備や漏れがないかをチェックしなければなりません。
また、紙での管理には台帳の紛失や記入ミスのリスクもあります。これらの問題は管理の手間を増やし、安全運転管理の効率化を妨げます。
さらに複数のドライバーを管理し、かつシフト勤務などがある場合には、紙での管理はますます複雑になり、ミスや遅れが起こりやすくなります。こうした非効率な運用は現場の負担を増大させるだけでなく、アルコールチェックの適正な実施に支障をきたす恐れもあります。
▶あさレポなら
スマホアプリの画面に表示される指示に従って操作するだけで、誰でも簡単にアルコールチェックができます。複雑な操作は不要で、初めての方でも直感的に使用できます。
スマホアプリと携帯用アルコール検知器でアルコールチェックができるので、出社しなければアルコールチェックができないという制約から解放され、直行直帰や外回りの多いドライバーでも自宅や外出先で手軽にアルコールチェックができます。
さらに、頻繁に運転しないドライバー向けに、使った日数分だけ課金をする従量課金プランもあるため、ムダなコストをかけずに運用できるのも大きなメリットです。
また、記録データはクラウドサーバに自動で保存されるため、記録の紛失や記載ミスも防止します。管理者はリアルタイムでアルコールチェックの状況を確認できるため、運用の効率化と記録の精度向上につながります。あさレポはシンプルで柔軟な仕組みにより、現場の負担軽減を支援します。
3.不正防止
アルコール検知器の使用が義務化されてから、不正行為の問題も深刻化しています。ドライバー本人以外が息を吹きかけて測定する「なりすまし」や、測定結果の改ざんといった不正行為が後を絶たず、記録の信頼性の低下が懸念されています。
2024年3月に報じられた読売新聞の記事によれば、一部の事業者では不正防止策が不十分で、実際にはアルコールチェックが正しく行われていないケースもあると指摘されています。こうした問題は、労働者の安全だけでなく、交通事故防止の観点からも重大な問題となっています。
参照:読売新聞「日本郵便グループのドライバー、アルコール検査で身代わりの不正…カメラ死角から呼気吹き込み」(2024年3月9日)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240309-OYT1T50036/
アルコール検知器の使用義務化に伴い、このような不正行為を防止することは、法令上でも重要な責務です。道路交通法によると不正が発覚した場合、まず公安委員会から是正命令が出され、それに従わなければ50万円以下の罰金が科される可能性があります。また、安全運転管理者の選任義務を果たしていない場合も罰則対象となります。
企業はこれらの義務をしっかりと理解し、遵守する必要があります。
参照:道路交通法 第百十九条の二
https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105#Mp-Ch_8-At_119_2
不正行為があった場合には、企業の信頼が失墜するだけでなく、万が一、酒気帯び運転による事故が発生した場合には、営業停止や行政処分といった厳しいペナルティを受けるリスクもあります。こうした法的リスクや社会的責任を回避するためには、不正を未然に防ぐ体制を整えることが不可欠です。
しかし、不正防止の対策が過度に複雑であれば、現場での運用負担が増大し、継続が難しくなる恐れもあります。法令遵守を徹底しつつも、現場に負担をかけずに運用できるバランスの良い仕組みが求められています。
▶あさレポなら
あさレポは、不正防止と運用負担の軽減を支援する機能があります。
AI顔認証で本人確認を行い、本人以外のなりすましを防止します。アルコール検知器に息を吹きかける瞬間を自動で撮影し、画像を管理画面に自動送信するため、他人が息を吹きかけたり、ポンプで空気を送ったりする不正行為の防止に効果的です。
また、測定時に撮影した画像と登録済みの顔写真の一致率も確認することができるため、不正発生のリスクを低減します。さらに、測定データはスマホアプリと管理画面のいずれからも修正できない仕組みを採用し、データ改ざんを防止します。信頼性の高いJ-BAC認定のアルコール検知器と連携しているため、正確な測定結果を保管することができます。
これらの機能により法令遵守しながら現場の負担やコストを抑えた、信頼できるアルコールチェックの運用を可能にします。
4.ドライバーの直行直帰で増える管理者の負担
テレワークやフレックスタイムの導入、直行直帰の増加など、働き方の多様化が進む中で、安全運転管理者の役割も大きく変わりつつあります。とくに営業職やフィールド業務のように、毎日オフィスに立ち寄らずに外出先で業務を始めるスタイルでは、従来のような対面でのアルコールチェックが難しくなっています。
このような現場では、管理者が電話やメールで状況確認をするか、わざわざ現場に足を運んで対応するケースが少なくありません。しかし、こうした運用では時間と手間がかかるだけでなく、記録の抜け漏れなども起きることがあり、管理者の負担が増加しています。
また、管理が煩雑になることで管理者のチェックが形骸化してしまい、酒気帯び運転や不正のリスクを見逃す可能性もあります。
多様化する働き方に合わせて、柔軟かつ信頼性の高いチェック体制を構築することが求められています。
▶あさレポなら
あさレポは、スマホを使ってどこからでも遠隔点呼ができる「ビデオ点呼機能」をオプションで提供しています。直行直帰、出張が多い現場の業務を効率化します。
ビデオ点呼機能を活用すると、管理者とドライバーはリアルタイムで点呼を行うことができます。事務所に出向かずとも、対面でアルコールチェックができます。
スマホからの点呼であれば、ドライバーの顔や様子、測定状況をその場で目視確認できるため、アルコールチェックの信頼性が格段に向上します。不正行為やミスの防止にもつながり、より信頼性の高いアルコールチェックの運用が可能になります。
また、ドライバーのスマホから送信された測定データと映像記録は、クラウドサーバで自動的に整理・保管され、担当者は「誰がいつ測定を完了したか」「アルコールチェック未実施のドライバーは誰か」を管理画面で把握できます。記録の可視化により日々の確認業務を効率化し、管理者の負担を軽減します。
さらに、記録の未提出やチェック漏れがあった場合には管理者宛にメールやアプリの通知でリアルタイムにアラートが届くため、確認作業を画面上で逐一行わなくても、必要な情報が適切なタイミングで自動的に届き、対応スピードと確実性が向上します。
多様な働き方が求められる今、リアルタイムでの点呼とデータ管理を一元化できるあさレポは、安全運転管理の確実性と効率化を両立できる頼れる選択肢です。
5.まとめ
白ナンバー事業者へのアルコール検知器使用義務化から1年以上が経過し、多くの現場で運用の定着や効率的な管理方法が課題となっているのが実情です。
紙台帳による管理の煩雑さ、クラウドサービスの使いづらさ、不正行為のリスク、直行直帰への対応など、現場と管理者双方の負担が浮き彫りになっています。

こうした課題を解決し、日々の業務に無理なく取り入れるために、使いやすさと確実性を両立した仕組みが不可欠です。「あさレポ」は、直感的で簡単な操作に加え、不正防止やビデオ点呼、記録漏れ対策といった多彩な機能により、安全運転管理業務をより正確に、より効率化します。
アルコールチェックは、法令遵守のための取り組みであると同時に企業の信頼性を維持するために重要です。継続しやすく現場に定着しやすい仕組みを選ぶことが安全な職場環境の維持と、企業としての社会的責任を果たすための第一歩となります。
鈴与シンワートの「あさレポ」は、安全運転管理者に役立つ機能や管理業務のサポートに力を入れています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。