有限会社 白馬交通様
長野県を拠点とし、観光やウィンターリゾートを利用するお客様の移動手段や、路線バスの運行、バスツアーの企画・運営などしている有限会社 白馬交通が「運転前アルコールチェック&検温※クラウドサービス「あさレポ」」を導入しました。
お客様会社概要
会社名 | 有限会社 白馬交通 |
代表者 | 代表取締役 有角 秀樹 |
所在地 | 〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城7361-8 |
事業開始 | 平成15年1月20日 |
事業内容 | 1、一般貸切旅客自動車運送事業 2、旅行の斡旋及び旅行業法に基づく旅行業者代理業 3、一般乗合旅客事業者運送事業 4、前各号に附帯する一切の事業 |
導入事例詳細
有限会社 白馬交通(以下、白馬交通)は、北アルプスの麓、白馬村に拠点をおき、観光やリゾートとしてお越しになるお客様の移動手段や、路線バスの運行、バスツアーの企画・運営などをしているバス会社です。
2024年4月1日に施行された旅客自動車運送事業運輸規則の一部改正に対応するため、「運転前アルコールチェック&検温※クラウドサービス「あさレポ」」を導入しました。
「あさレポ」を導入してから約半年が経過し、ひと段落したところで「あさレポ」採用の経緯などを白馬交通の運行管理者 門松謙二様に伺いました。
Q1.貴社の事業概要をご教示ください。
A1.白馬交通は、長野県の白馬村に拠点をおき運営しているバス会社です。
春から秋にかけては立山黒部アルペンルートや上高地を利用されるお客様、冬はウィンターリゾートでお越しになるお客様の移動手段としてご利用いただいております。
貸切バス事業を主体としておりますが、路線バスやデマンドタクシー(乗合バス事業の一種)の運行やバスツアーの企画・運営などもしています。
乗合バス事業の主力は、今年の春から運行が開始された新潟県の糸魚川から長野県の南小谷をつなぐ路線バスの運行です。JR大糸線沿線の活性化を目指し、電車本数をカバーし北陸新幹線との接続をよくするために、同区間を走っています。
白馬村は特別豪雪地帯に指定されてる地域ですので、特に冬場の凍結路面には注意を払い、安全を最優先とした運行を心がけております。
Q2.ご担当業務の内容をご教示ください。
A2.お客様からの問い合わせ対応や、バス料金の見積り、運行指示書等の作成・ドライバーの点呼などの運行管理業務全般や、勤怠関連業務・給与計算業務・経理業務を担当しています。
また、あさレポの選定をはじめとした業務のDX推進、稀にドライバー業務も担当します。
Q3.2024年4月1日に施行された「旅客自動車運送事業運輸規則一部改正」への対応はいつ頃から始めましたか?
A3.対応するためにどのようなサービスがあるのか調査し始めたのが2024年1月頃です。
しかし、4月からの法改正施行にあたり、同業他社の対応が様々であったことから、今後の動向を見守り対応していきたいと思い、まずは極力リーズナブルな仕組みで対応しました。
具体的には、既存のPCにWEBカメラとスピーカーマイクを接続し、オンライン会議(Zoom)を利用しての動画撮影と動画データをクラウドサーバへ保存する方法です。
動画データの容量が最小限になるよう、ドライバーごとに撮影開始・撮影停止をしていましたが、慣れない作業のため、停止ボタンを押し忘れて1日中録画してしまうこともありました。
1日あたり7~9人のドライバーへ点呼が必要なうえ、出庫時刻・帰庫時刻もまちまちであり、点呼管理者に大きな業務負荷が掛かっていました。より良い方法を限られた予算の中で検討していたところ、近隣の同業他社より「あさレポ」を紹介していただきました。
Q4.「あさレポ」の採用理由をご教示ください
A4.同業他社の方からアルコール検知器と実際のアルコールチェック時のアプリ画面などを見せてもらったところ、『使いやすそう』というのが第一印象でした。
4月末にはデモンストレーションを体験し、ゴールデンウィーク明けからトライアルを開始して5月末に本番導入しました。
「あさレポ」の採用理由は以下の通りです。
① 初期費用がかからず、月額費用もリーズナブルであること
② スポットドライバーには、従量課金プランが適用でき、無駄な経費がかからないこと
③ 点呼だけでなく点検記録や体調記録の保管もすることができること
④ アルコール検知器やアプリの操作が分かりやすいこと
⑤ 対面でも遠隔でも操作方法が変わらないこと
⑥ クラウドサーバでデータの保管と管理ができること
Q5.「あさレポ」導入後の効果をご教示ください
A5.従来は手書きで記入し運用していた、点呼記録簿や点検記録簿などの紙媒体が不要となり、書類の整理や保管の手間がなくなりました。
また、紙媒体で管理していた時には事務所に出社しないと記録簿の確認ができませんでしたが、「あさレポ」を導入したことで、外出先でも管理者が点呼状況を確認できるようになりました。
更に対面で点呼していた時よりも、点呼時間を大きく短縮することができました。
Q6.実際にアルコールチェックをしているドライバーの反応はいかがですか?
A6.操作方法が分かりやすく、すぐ慣れたようです。
「あさレポ」のアプリ操作に慣れる時間よりも、支給したスマホの操作に慣れるまでに時間がかかったドライバーの方が多くいました。
また、車両登録のために、ナンバープレートを撮影してもなかなか読み取れないことがありました。
(※本件はシステムのバグで発生した事象であり、現在は改善されています。)
Q7.鈴与シンワートの営業担当の対応はいかがでしたか?
A7. 初回の打ち合わせから導入まで非常にスムーズな対応をしていただき、ストレスなく導入することができました。問い合わせをした際も、非常にレスポンス良くご対応いただけました。
導入後のサポート体制も良好で、導入から現在まで順調に利用しています。
Q8.鈴与シンワートに対する今後の期待をご教示ください。
A8.先日、バス協会の訪問審査を受けた際、「あさレポ」を利用して点呼しているという説明をしたところ、良いサービスだと感心され、かなり高い評価をいただきました。
もっと多くのバス会社に周知され導入件数が増加することを期待しています。
また、少ない人数で内勤業務をしているため、業務を効率化をしなければならないと考えております。
業務のDX推進の面でもぜひお力添えいただきたく存じております。
Q9.「あさレポ」の導入を検討している他のお客様へアドバイスをお願いします
A9.アプリの操作が苦手なドライバーでもスムーズに利用できますので、その点で心配する必要はありません。また、ハウリングを起こすことがあるため、対面点呼時に席を離す必要があり、最初は違和感をおぼえる方もいらっしゃるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。
(※ハウリングついては管理者、もしくはドライバーのマイクをオフにするとハウリングを起こさない旨、お伝えし、解決しました。)
今回はありがとうございました。
※鈴与シンワート指定の検温機能付きアルコール検知器利用時に検温が可能です